Q.羽毛ふとんは「干さなくてもいい」とよく言われますがお手入れ方法はどうしたらいいでしょうか?
A. 羽毛ふとんは、吸湿・放湿性に優れているので風通しのよいところでの日陰干しで十分です。
ただ日光には殺菌作用があるので、二週間に一度程度カバーをつけたまま、表面・裏面合わせて一時間程度干していただくと、側生地の乾燥や臭いを軽減させる効果があります。
長時間天日に干すと、日光に含まれる紫外線によって羽毛成分の油脂分等を分解してしまい、早く傷む原因となりますので長時間の天日干しは避けましょう。
取り込む際、絶対にふとん叩きで叩くのはやめましょう。
詰めものの素材がちぎれたり、側生地から素材が出てくる等、羽毛が傷む原因となりますので表面のホコリを軽く掃う程度にしましょう。
干す時間帯は、よく晴れた湿気の少ない午前10時ごろから午後2時ごろまでの間がおすすめです。 |
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Q.使わない時期の羽毛ふとんの収納はどうしたらいいですか?
A. 何もお手入れをせずそのまま押入れ等に収納されると黄ばみや黒ずみ、悪臭等の原因となりとっても不衛生!!いざ使おうという時期に「どうしたらいいですか?」とよく質問されますが、元の状態に戻すことはほとんど不可能です。
収納前には必ずしっかりお手入れ(Q&A参照)をして十二分に湿気を発散させ、購入時に入っていた収納袋で保管するとよいでしょう。またふとん圧縮袋の使用は、軽くふんわ~りしている羽毛を圧縮して空気を抜いた状態で固定してしまうので、開封時に羽毛本来の復元力が戻らない場合がありますので使用は避けましょう。やむおえず使用される場合には短時間の使用(1日~2日ぐらい)ですぐ開封することをおすすめします。
収納時には羽毛を一番上に収納し、上に何かを載せたり湿気の多い場所に置くのは避けましょう。
収納前のひと手間で、羽毛を使用するシーズンも安心感・快適感が違います。 |
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A.これまで「洗えない」とされていた羽毛ふとんや羊毛ふとんですが、最近ではふとんを丸洗いできる業者が増えたため、人気が高まりつつあります。ふとんは毎日使うものだけに、汚れ方は傷みは意外と早く、2年~3年に1度は丸洗いしたほうがいいです。さらに、羽毛ふとんは中身のダウンによっては、リフォームすることでさらに使える年月を延ばすことが出来ます。
しかし、丸洗いの際にも対象の注意が必要です。
例えば、ノンキルト方式(熱癒着によるキルト)による羽毛ふとんで、長期間使用したものは、丸洗いによってキルト部分が剥がれる恐れがあり、また敷きふとんの中芯にポリエチレンを使用したものは、乾燥できない&熱をかけると縮むということがあったり、トラブルとなるケースも少なくありません。
当社が扱っております西川の製品は、ノンキルトタイプの羽毛ふとんは扱いがなく、しっかり縫製した羽毛ふとんのみをご提供しております。また敷きふとんの中芯にポリエチレンを使用したものは扱っていません。
ただし、羽毛ふとんも敷きふとんも表示はドライ指定をしているので、丸洗いに出す際は、西川認定の「羽毛ふとん診断士」眠りのプロ「スリープマスター」が在籍している当店にお気軽にご相談ください。
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