ブランケット・タオルケット
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ブランケット
大切なのは、季節に合った肌触りを選ぶこと。
ウール、カシミヤ、アクリル、綿など、様々な素材があるブランケット。
大切なのは、機能・肌触りの違いを知り、季節や気温に合わせて選ぶこと。
多彩な種類が揃ったブランケットが眠りの質を高めます。
ウール毛布
毛布といえば、やっぱりウール
ウール(羊毛)は、冬は暖かく夏は涼しく過ごすことができる素材です。その秘密はウール独自の構造にあります。
ウールには、特有の縮れがあり、それは何重にも絡まり合っています。その隙間には約60%もの空気を含んでいるため、この空気の層が外部の暑さ、寒さを防ぎ、冬は暖かく夏は涼しく過ごすことができます。
また、スケールと呼ばれるウロコ状の表皮が汗や湿気を吸放湿する働きをします。この働きにより吸湿性は綿の2倍になり、ムレにくく快適に過ごせます。
心地よさがちがう、東京西川のウール毛布
ウールは繊維の表皮が薄い膜で覆われているため、汚れがしみ込みにくい性質を持っています。しかし、家庭で洗えないのは不安…との声もあり、ウォッシャブル加工したウールも取り扱っています。ゴワゴワ、チクチクするイメージもありますが、近年では技術の進歩により、ふわふわ、もこもこした肌さわりの商品も開発されています。
ウール毛布の特長
一年中快適 | 暖かい 縮れた繊維が絡み合った空間に空気の層が生まれ、外の寒さを遮断。暖かさを生み出します。 さわやか 湿気を吸収して発散。表面はいつもさわやかです。 |
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燃えにくい | 動物性繊維のウールは、万一火がついても焦げた球ができるだけで燃え広がらず、防災用毛布としても使われます。 |
汚れにくい | 水滴をはじく不思議な性質があり、静電気が起きにくいので、汚れやホコリがつきにくいのも特徴です。 |
カシミヤ毛布
なめらかな肌触りとやさしい温もり
カシミヤ毛布は、カシミヤ山羊から採取した毛を使った毛布。しなやかで軽く上品な光沢があり、保湿性に優れています。繊維が細くて長いため、獣毛繊維独特のチクチク感がありません。
また、軽いため羽毛ふとんとの組み合わせにも適しています。カシミヤ山羊の毛は一頭あたりの産毛量が少なく、とても貴重で高価。その原毛は、綿毛(柔らかなうぶ毛)の含有量、繊維の細さや長さ、毛色などによって1等級から10等級に分かれます。(東京西川基準)
天然植物を使った起毛仕上げ
品質のよいカシミヤ毛布は、経毛と緯糸を使って繰り上げ、トゲのある植物「チーゼル」を使って起毛加工が施されます。この仕上げで、カシミヤ特有のぬめり感や光沢感が引き出されます。
化学繊維系毛布
さまざまな付加価値商品が登場
天然素材の毛布に比べて虫食いの心配がなく、手頃な価格とデザイン性のある色柄が化学繊維系毛布の魅力です。
帯電防止などの付加価値がついた機能性商品もあります。化学繊維系毛布には、アクリルやポリエステルといった素材の種類があり、製造工程によって区別されます。
マイヤー毛布 | カールマイヤー編機で編み上げた2枚の毛布を張り合わせえた毛布。張り合わせのため重量感がありますが、ミンクのような風合いが魅力です。 |
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ニューマイヤー毛布 | 同じ編機で編み上げた生地の片面を起毛することで仕上げる技法。2枚の生地を張り合わせるよりも軽く仕上げることができます。 |
綿毛布
取扱いがしやすくしなやかな肌触り
綿は、水に濡れると繊維の強度が増す素材です。そのため家庭で繰り返しの選択に耐えられます。また、繊維の表面が微細ならせん状の構造をしているため繊維自体が柔らかな性質を持っています。綿は繊維の長さに四手、超長繊維綿、長繊維綿、中繊維綿、短繊維綿に分類されます。繊維の長い綿ほどしなやかな天然の撚りをもつため高品質とされます。紡績工程においても繊維が絡み合いやすく、ふっくら弾力があるものに仕上がります。
綿毛布は製造工程に“シール織”“マイヤー織”“ジャガード織”があり、それぞれに特徴がありますので是非店頭で肌触りなどご体感ください。
東京西川が開発した綿毛布
シール織綿毛布は、1985年、東京西川が開発した毛布です。海島綿など高級綿を採用し、従来の毛布では使用していなかった「シール織」に挑戦。その結果、風合い豊かで毛抜けしにくい綿毛布が誕生しました。
※海島綿
西インド諸島の限られた地域でのみ栽培される綿で、「繊維の宝石」と称されます。シルキーな光沢としなやかな肌触りが特徴。生産量が極めて少なく希少価値の高い素材です。
タオルケット
上手に使い分けたい、多彩な肌触りや特性
とても身近なアイテムで、快適な暮らしに欠かせないタオル
「タオルの心地よさを眠りにも」という発想から日本で生まれたタオルケット
それぞれ上手に選んで使い分けることで、暮らしはもっと快適に。
タオルケットは日本生まれ
蒸し暑い日本の夏、少しでも快適に眠りたいという発想から生まれたタオルケット。タオルの感触がヒントとなって寝具用に改良され、現在の形になったのは1960年頃。以来、丸洗いができるタオルケットは肌掛けとして、シーツ代わりに、オールシーズン使われています。
タオルケットは、羽毛ふとんの内側に使うことで湿気を吸収。羽毛ふとんをさらに活かす「アンダーケット」としても注目を集めています。
織りや加工によって表情さまざま
ジャカードタオルケット | パイルが表裏とも糸が輪になっているタイプ。ジャカード織機によって柄出しをします。 |
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シャーリングタオルケット | パイル表面をカットして、滑らかな風合いをもたせたタイプ。表面が緻密なので、プリントが美しく染め上がります。 |
マイヤータオルケット | パイル糸をタテヨコの基布に絡ませて編み上げる製法。パイル糸が抜けにくいことが魅力です。 |
肌にやさしい「ガーゼケット」
肌がデリケートな赤ちゃんの必須アイテムであるガーゼ。
さらさらの肌触りで通気性・吸水性に優れ、乾きやすいので、気軽にお洗濯できます。
タオルケットを長く、気持ちよくつかうために
パイル糸が長いものは毛羽抜けしやすいので、ネットに入れて「手洗いモード」で洗濯。ループが伸びてきたら決してひっぱらず、はさみでカット。